フーナーテストが悪かった・・・諦める必要はありません
フーナーテストの結果が悪かった場合には、自然妊娠はできないと諦めるしかないのでしょうか。
答えは「No!」です。
男性の精子の量や、その運動量などは、男性の精神的、肉体的状態に大きく左右されるものです。
1度や2度のフーナー不良では、単にパートナーが疲れていただけ、といったことも充分に考えられるのです。
フーナーテストは性交後12時間以内に行うのが一般的ですが、通常、精子は性交後1時間ほどで卵管に達すると言われています。
つまり、フーナーテストをすり抜ける精子というのはたくさんあり、しかもそのほとんどは卵管までたどり着く元気で問題のない精子ということになり、フーナーテストで検査対象になるのは、12時間経っても卵管に入れない足の遅い精子ということになります。
相対的に見て、フーナー良好という結果であれば、セックス直後の頸管粘液内の精子の数や運動量も妊娠するのに充分と考えられます。
しかし、逆にフーナー不良であっても、射精直後の頸管粘液の様子を完全に推測することはできません。
そういう意味で「フーナー不良」については、あくまでも参考程度に考えておいたほうがいいでしょう。
実際、排卵日の性交でフーナー良好と結果が出ても妊娠しない例もあれば、フーナー不良の結果でも妊娠する例もありますので、あまり気にしすぎるのもよくないでしょう。